2015年7月29日水曜日

自由が丘の夜 / A Night in the Hill of Freedom



Nikon Dfのユーザーで集まった(今回は1人増えた)。でも、正確に言うと、僕は借りていたDfを返してしまったので、今は名前のない会になった。

このメンバーで前回訪れたのは代官山。そして、今回は自由が丘。なんだかオサレな街ばかりを渡り歩く会だ。

でも、自由が丘のオサレは誰も知らなかった。仕方がないから僕が検索で適当に引っ掛けた最初の店を「オサレだよー」と適当に言ってみたら、全員がオサレだねーと賛同してすんなり決定。

Blue Books Cafe。本を見ながら食事が楽しめる店。ほんとにオサレ。現地に着いてわかったけれど、ちょっと前まで僕がよく行っていたガレットの店がなくなって、この店になっていた。

ちょっと飲んで食べて、デザートとコーヒーまでいただいてからの写真散歩。ほかの集まりでは飲んだくれるから、最初に撮ってその後で飲む。この会は集まると「おなか減ったねー」となって最初に食べる。撮影開始は9時くらい。面白い集まりだ。

前にも書いたことが、店が閉まって人通りも減る時間帯の散歩は、のんびり楽しい。


Jiyugaoka is one of the most fashionable towns in Tokyo. Its name means the hill of freedom. I joined some of the Nikon users there, ate and drink, and walked around with a camera.




















2015年7月20日月曜日

TIMELINE


先日、長く使っていたLAMYのボールペンが壊れてしまった。ヒップポケットに入れていたら、一時問題となったiPhone 6よろしく、真ん中からポキっと折れてしまったのだ。

ボールペンはよいものを使いたい。持っているだけで気分がよいし、仕事ができるようになった気がするからだ。そこで、せっかくならと、友人が勤めるメーカーのペンでいいものがないか探してみることにした。

見つけたのはTIMELINEというボールペンのシリーズ。シンプル、モダン、エレガント、インダストリアル。僕の好きな要素がすべて入っているデザインだ。FUTURE、PRESENT、PASTと3種類あるうちのFUTURE、色はブラックを購入した。



見た目もヒットだが、使ってみて二塁打、三塁打、本塁打。意味不明だが、とにかくそんな使い心地なのだ。

ボディーを回転することで2段式で繰り出されるペン先は、「さあ、書くぞ」という儀式的な気分を盛り上げる。グリップ部分は、歴史あるメーカーが持つ豊富なデータから割り出された(と思う)絶妙なカーブを描き、滑り止めがないのに、まったく滑らない。

そして、本体の絶妙な重心が手の無駄な力を省いてくれる。さらに、使っているインクはアクロインクといって、普通の油性インクよりも粘性が抑えられており、ペンがスラスラと走る。

長く説明したが、つまるところ非常に書きやすい。

このペンを購入した動機は実はもう一つあって、友人が務める筆記具メーカーの名前を競合他社の名前と間違えないようにするためでもある。会うたびに間違えるのは申し訳ないので、商品を愛用することで名前を勘違いしないようにしようと決意したのだ。

これできっとぺ◯てると間違えないと思う。たぶん。おそらく。

PILOT TIMELINE
>> http://www.timeline-design.jp/

2015年7月17日金曜日

部屋のセミ




先日、あるカメラの充電器が見当たらなくなって、ベッドの下などをライトで照らしてくまなく探した。結局、充電器は箱に入れて別の場所で見つかり、とりあえずでめでたしめでたし、だったのだが……。

それとは別に、思わぬものを発見した。

ベッドの下の奥の方にセミ(!)がいたのである。普通にとまっているようにも見える……。いや、季節的にあれは、あの姿のまま死んでいる。

ライトに浮かび上がったセミ。ベッドの奥の方に「ある」から手は届かない。さて、掃除機で吸ってしまうか、それともベットを動かして手でつまみ上げるか……。

判断に迷った。

昔、旅行先の浴場で起きたことを思い出した。

僕はそこで、僕は若い女の子と裸で向き合っていた。そういう商売の店に行ったわけではない。

そこは大浴場で、日ごとに男湯と女湯がかわるのだが、彼女は男湯と女湯を間違えたまま脱衣し、さあさっぱりしようとドアを開けたそのとき、向こう側に僕が素っ裸で立っていた、というわけだ。

手に持っていたのはふたりともタオル1枚だけ。

おっ。胸の膨らみが豊かだな。

そう思ったかどうかは記憶にない。ただ次の瞬間、僕はその目の前で展開された出来事を、なぜか「見なかった」ことにした。見なかったことにして、右向け右をして僕は浴槽の方に移動した。その後、彼女がどうしたかは知らない。

そのときの様子を見た人がいたとしたら、僕は間違いなく「何も見なかった」ように見えたのではないか。

さて、話がそれたが、ベッドの下のセミだ。このときも同じことが起きた。

僕はやはり、そのセミを見なかったことにした。今、それがどうなっているかは、ここで書くのはやめておこう。

さて、話は大浴場に戻る。

タオル1枚しか持っていないとき、女の人も下を隠すのだということを、二十歳を少し過ぎたばかりの男はその大浴場で学んだ。

2015年7月7日火曜日

石巻STAND UP WEEK 2015 「みんなの七夕|七夕づくりワークショップ」



2011年の東日本大震災を経験したまち、石巻。このまちを震災前の状況に戻すのではなく、新しい街にバージョンアップさせることに取り組んでいるのが「ISHINOMAKI 2.0」だ。

ISHINOMAKI 2.0は、これまでにも数々のまちづくりプロジェクトを実現させてきた。そして、そのひとつにSTAND UP WEEKというものがある。このイベントは、7月31日と8月1日の2日間に行われる石巻の伝統的な祭り「川開き祭り」までの1週間強を使い、「まちを知り、まちを楽しみ、まちの未来を語るまちづくりウィーク」として、2011年から開催されてきた(今年は7月24日から開催予定)。

今回の石巻訪問の目的は、このSTAND UP WEEKのプレイベントとして開催された「石巻の現在をめぐるフォトウォーク」に参加することがひとつ。そしてもうひとつは、「川開き祭り」に欠かせない風景だった七夕飾りを5年ぶりに復活させるためのプロジェクト「みんなの七夕|七夕づくりワークショップ」の取材だ。

ここではこのワークショップについて簡単に紹介したい。

訪れたのは、全5回開催されるワークショップの第3回(7月3日)。会場となっているオープンシェアオフィス「IRORI石巻」に到着すると、すでに何名かの参加者が七夕飾りの製作を始めていた。

IRORI石巻」にはISHINOMAKI 2.0の事務局もある。

制作していたのは直径90センチほどの花飾りだ。飾りとなる花を作る人たち、その端を竹かごの回りに飾り付けて行く人たち。すでに何度もこの作業を行っているというベテランから、この日が初参加! という人たちも、せっせと手を動かし、ときに楽しそうに談笑しながら飾りを作っていた。

この日に作っていたのは七夕飾りは真っ白。なぜ真っ白なのだろう。疑問に思ってISHINOMAKI 2.0の理事、勝 邦義さんに尋ねると、「後日、アーティストとのコラボレーションで、みんなで白い花飾りに彩色を施すことになっているんです」と教えてくれた。

完成した七夕飾りが並ぶのは、「川開き祭り」の主会場となるアイトピア商店街。祭りの際には、みんなが作った二十数本の飾りが、道に沿って立ち並ぶとのこと。毎年、大きなにぎわいを見せる石巻最大の祭りが、さらにバージョンアップして来訪者の目を楽しませてくれるに違いない。

七夕づくりワークショップ」は残り2回、7月10日(金)と7月17日(金)に開催される(時間はともに18:00~20:00)。問い合わせはISHINOMAKI 2.0事務局(電話:0225-25-4953)まで。

6、7枚重ねた京花紙(ちり紙)を
2センチ幅くらいに蛇腹状に折りたむ。
中心を針金でくくり、京花紙の両側を斜めに切り落とす。
京花紙を1枚1枚ていねいに開いていくと、花が完成。
飾り付けは竹かごの中央から徐々に。
みなさん、楽しそう。
ベテランの方が作る飾りは完成が早い!
完成!
私も花づくりに挑戦。どこかに飾られたらうれしい。

Ishinomaki, Miyagi is one of the cities that experienced the big earthquake and tsunami in 2011. ISHINOMAKI 2.0 wants to upgrade it to a whole new place, not just get back the state before the disaster.

ISHINOMAKI 2.0 has led various projects that aim to revitalize the town. One of them is Ishinomaki Stand Up Week. Ishinomaki has a annual festival on July 31 and August 1 called Kawabiraki Matsuri, which is for showing gratitude to their ancestor who establish the Ishinomaki Harbor. Prior to the festival for about a week, various events are held as part of Stand Up Week.

There were two purposes that I visited Ishinomaki. One of them  was to join the photowalk that ISHINOMAKI 2.0 organized as an event that publicize Stand Up Week. The other was to see the workshop where the participants make ornaments for tanabata, the Star Festival. One of the main streets in Ishinomaki was always decorated with tanabata ornaments until the earthquake.

Five years have passed since then, and this year, ISHINOAMKI 2.0 is planning to decorate the street again by involving as many people as possible. These are the photos that I captured during the workshop.