2017年11月28日火曜日
ISO 6400の話
I used to set the upper ISO limit to 3200 with my camera, but with the new one, I have pushed the limit to 6400. It means that I can shoot at f/5.6 instead of f/2.8 on the same condition.
By the way, I have known this spot for a while, but I tried this angle for the first time. Finding a new point of view is always exciting. Do you see the moon in the sky? It is so small that you might not recognize it.
前のカメラではISOの上限を3200にして散歩していたけれど、新しいカメラは一段上の6400まで振れるように設定している。光量が同じなら、今までf/2.8で撮っていたところでf/5.6で撮れるようになる。夜の散歩がさらに楽しい。
ところでこの場所は前から知っていたけれど、この角度から眺めたのは初めてだ。自分が知らなかった視点を見つけると、やっぱり気持ちが上がる。遠くに小さく月が見えたのも、うれしかったな。
新宿アイランドパティオ広場 / Shinjuku I-land Patio Square
SIGMA 14mm f/1.4 DG HSM Art
2017年11月17日金曜日
モードに続く坂
仕事場から新宿まで、裏道ばかりを歩いてみたときに出合った坂。できる限り急にしたけれど、最後に足りなくて階段で補った、というような坂。
後で写真を見返してみたら、この春に閉校したという「セツ・モード・セミナー」の建物が階段のところにあることに気がついた。
デザイナーズ・ブランドは好きだったけれど、そういえば、ここを卒業した川久保玲のコム・デ・ギャルソンとかヨウジ・ヤマモトは買ったことがない。
When I walked from Ichigaya to Shinjuku (the distance is about four kilometer), I encountered this steep slope. Was it not steep enough so they had to add the stairs at the end? I don't know.
I realized the sign saying "Setsu Mode Seminar" which was closed its door this spring. I loved designers' fashion but haven't bought any from Comme des Garcon or Yohji Yamamoto. Both of them are alumni of this fashion school.
新宿区舟町 / Funamachi, Shinjuku, Tokyo
SIGMA 20mm f/1.4 DG HSM
2017年11月16日木曜日
髪をかき上げる仕草が好き(撮影裏話)
※ 構成・編集・撮影を担当している記事のご紹介です。
英語の連載ですが、今日は写真の話を少々。
京香さんが髪を下ろしたのはこの撮影のときが初めてでした。実はこの日も、彼女は撮影の途中までは後ろで髪を結んでいました。
撮影が中盤に差しかかったころ、僕はマネージャーさんに「どんな仕草が好きですか? それ、撮りましょう」と聞いてみました。すると、マネージャーさんはしばらく考えてから、「後ろ髪をかき上げる仕草が…」と恥ずかしそうにおっしゃった。
そんなわけで、途中で髪を留めていたひもを外してもらったのです。長い髪で遊びながら多くのカットを撮りましたが、遊びすぎが災いして、連載の趣旨と合わない絵がなんと多いことか!
でも、 実は1枚だけ、遊んだうちのお気に入りを記事に挿入しました。
ほかのお蔵入りカットも、いつか紹介できる機会があったらよいと思っています。
「ああ、困った」って英語でなんて言う?
京香さんの連載「キラキラ☆クール 友だち増える英会話」第6回
http://gotcha.alc.co.jp/entry/20171116-kirakiracool06
2017年11月14日火曜日
ワークショップ開催、2度目のお知らせ(11/25~11/26)
銀ブラって「銀座をぶらぶら歩くこと」なんだって?
いやいや「銀座まで歩いてブラジルコーヒーですよ」という説もあるみたいですね(どれが正しいかは資料がないらしいですが…)。
何?どれが正しいかわからない? であれば、主張します。
「銀ブラ」とは「銀座でブラケット撮影をすることである」。
ブラケットするの? いいえ、すみません。僕はやりません。ごめんなさい。
でも、Lightroomの現像ワークフローが10倍速く方法なら教えられます。
11月25日(土)、26日(日)に東京・京橋のアイランド・ギャラリーで開催する2日間写真ワークショップでは、銀座をフィールドにして街の切り取り方、移りゆく街の残し方を考えます。
1.銀座を歩く、撮り方ワークショップ
2.現像ワークショップ
3.電子写真集作成ワークショプ
最後に作成する電子写真集は、ワークショップ終了後に参加されたみなさんに差し上げます。
お申し込みはこちらから >>
http://islandgallery.jp/15171#20171125_takahiro
2017年11月8日水曜日
首都高速の新宿出入口
小学校に上がるか上がらないかのころ、首都高4号新宿線は確か新宿あたりまでしかなくて、永福とか高井戸までつながったのはもうちょっと後だった気がする。
なんでかというと、父の運転する車は、いつも首都高を新宿で降りていたからだ。
でも、永福の方から新宿に向かう首都高上りの風景も覚えていて、西新宿の高層ビルはまだ、京王プラザホテルしかなかった。
記憶がやや前後しているかもしれないな。
I remember Route 4 of Metropolitan Expressway ended here when I was a little child. There was only one skyscraper in Shinjuku at the time. It was Keio Plaza Hotel.
東京・新宿 / Shinjuku, Tokyo
SIGMA 20mm f/1.4 DG HSM Art
ワークショップ開催のお知らせ
1.銀座1~7丁目を歩いて撮るワークショップ
2.参加者作品による電子写真集「銀座の隙間」作成のためのワークショプ
最後に作成する電子写真集は、ワークショップ終了後に参加されたみなさんに差し上げます。
お申し込みと詳細はこちら >> https://buff.ly/2zfR1nY
2017年11月7日火曜日
開通55周年記念「芸術作品に見る首都高展」開催のお知らせ
この展覧会では首都高を題材にした約80のアート作品(写真、絵画、版画、立体造形など)が展示されます。
写真作品に限るとこんな方々の写真が展示されます。
北野謙、立木義浩、中野正貴、中藤毅彦、西澤丞、花代、広川泰士、百武てつ吾、本城直季、Michael Hitoshi、松岡幸宏、森山大道、やましたみか、山路雅央、山本高裕(五十音順敬称略)
私の名前が端っこにあります。すごいです。光栄です。
写真も素晴らしいのですが、絵画や版画など、首都高を題材にしたアートが世の中にはこんなにあるのか。そしてこんなにすごいのか、と驚くこと間違いない展示となります(僕自身びっくりしました)。
というわけで、会期中はぜひ大崎のO美術館へ!
(メインビジュアルはブラジル出身の画家・大岩オスカールさんの「首都高を走る船」です)
2017年11月6日月曜日
禅。
何なんでしょう、禅とは。難しいです。調べてみてもよくわからない。そんな言葉が海外に渡り、余計な(大事な?)部分を削ぎ落としてシンプルに、わかりやすくなっている気がします。
スティーブ・ジョブズも傾倒していたんですね。あのブラック・タートルネックにブルーデニムしか着ない、という彼の生活も、禅と関係があったのでしょうか。
すでに紹介している記事の答えをここに書いてしまったわけですが、どんな風にこの言葉がアメリカで受け入れられているのかを、ぜひお読みいただければと思います。
連載「世界のニホンゴ調査団」第6回
スティーブ・ジョブズも傾倒していた日本文化とは?
http://gotcha.alc.co.jp/entry/20171103-nihongochosadan06
個人的な話になりますが、僕は9月に写真の個展を開きました。そこで取り上げた題材は「空と海」。
写真を見て、自分と対話をし、そこで浮かび上がったイメージを写真に投影することで作品が完成する。そんなことを意識しましたが、果たして僕自身、禅の境地にたどり着くことができたのかどうか…。下の写真はその個展のメインビジュアルとなった作品です。
2017年11月4日土曜日
写真に愛を。
東京都写真美術館で写真展を2つ見てきた。
1つは「シンクロニシティー平成をスクロールする 秋期」。もうひとつは「長島有里枝 そしてひとつまみの皮肉と、愛を少々。」だ。
前者では好きな写真家のひとり、川内倫子さんのプリントを見ることができた。作家の目を捉えた日常の何気ない瞬間が切り取られていて、本当に何気ないけれど、作家の心が詰まってる写真が心地よい。
後者は実は美術館に行くまで開催しているのを知らなかった。でも、気になってのぞいてきた。自分、家族、身の回りの人たち。決して美しい写真ではないけれど、「愛を少々」とは控えめで、たっぷりの愛が詰まっている作品だった。
作家は被写体に最上の愛を捧げないと、いい写真は撮れないんだな。よこしまな気持ちでシャッターを切ってはいけない。
2017年11月2日木曜日
タイムスリップの江戸散歩を深川で楽しむ
Google PlusというSNSサイトの仲間たちが集い、フォトウォーク(仲間同士、カメラ片手に撮り歩くイベント)が初めて開催されたのは2012年5月のこと。
SNS上で出会った人たちが初めてリアルに集うわけだから、両国駅に集合したときにはとても緊張したのを覚えている。
両国からほど近い隅田川にかかる首都高速の両国ジャンクションは、それ以前から何度も行っていた。しかし、深川のエリアを撮り歩いたことはほとんどなかった。
上の写真の清澄庭園に入ったのもこのときが初めて。江戸の昔にタイムスリップしたかのようなのどかな雰囲気が印象的だった(上の写真はその5年前の散歩のときに撮ったもの)。
富岡八幡宮と共に栄え、また木場がつくられ貿易の街として栄え、今も下町情緒残る深川。また、目的地を定めずにのんびりと歩いてみたくなった。
さて、そんな深川を英語ボランティアガイドとして案内することにチャレンジした!という記事が「GOTCHA!」で公開中。静かで情緒ある散歩を楽しみたいなら、僕もゲストをこの界隈に案内したい気がする。
「おもてなし」の魅力いっぱい。外国人を案内したい東京・深川エリア(前編)
http://gotcha.alc.co.jp/entry/20171101-hmletter01
2017年11月1日水曜日
未来のカメラ Rylo
日本のメーカーはハード面での競争に終始しているけれど、今後の競争は間違いなくソフト面に移行する。自動運転の車がやってきつつある自動車産業を見ても感じるけれど、ハードに頼り切りの日本のメーカー単独では、勝機はない気がする。
WIREDの記事で見たこの全天球カメラは、ソフトがすべての根幹にある。インスタグラムの元従業員が開発しているのだから、そうなるのは当たり前か。
どんなに振り回しても、どこを向いても、安定した動画が取り続けられる仕組みは、もう、ハード面での制御ではどうにもならない。
そしてこの全天球カメラの面白いところは、撮った後にiPhoneにつなげば、そこから様々な全天球ではない「普通の」動画編集が瞬時にできてしまうところだ。
全天球で撮った絵から切り出したある一方向から別の方角にパンしたり、ズームして寄ってみたり。編集する人が変われば、同じ動画から何百、何千ものバージョンが制作できる。それもiPhoneで瞬間に。
そして撮った絵はすぐにSNSでシェア。
こんな今の世の中にピッタリの仕組みは、日本のメーカーには作れない。かといって、そんなものを開発できる能力のあるエンジニアを引っこ抜く財力もない気がする。
「WIRED」の記事
https://www.wired.com/story/rylo-video-camera/
サバイバル
23歳のとき、新規採用の英語教師として赴任したのは東京都立国際高等学校という、外国人1割、帰国子女3割という異色の学校だった。
その学校に入ってすぐ、英語の運用能力が僕より遥かに高い生徒がたくさんいることに気づき、圧倒された。僕がある単語を発音したときに「ふっ」と下を向いて笑った女子がいた。自分の英語力が劣るとは思っていなかっただけに、ショックだった。
僕は笑われてはならぬと決意し、生徒が帰ったLL教室で自分の発音を録音しては聞く、発音を修正してまた録音しては聞く。そのほかさまざまなトレーニングを密かに続けた。英文の音読をやるようになって、気がついたら電車の中で声を出して英文を読んでいたこともあった。
茂木さんの言う「着いていきなり人生ゲーム」とは少しずれるかもしれないが、僕はサバイバルのために努力した。今の僕があるのはあの時の経験があったから。辛かったけれど、感謝。
茂木健一郎さんの連載
「言葉とコミュニケーション」
第2回:本物の「英語の学び」とは?
http://gotcha.alc.co.jp/entry/20171027-mogi-communication02